2012年01月21日

キャッチボール

昨日の、見る能力の中の、視覚認知についてもう少し。

視覚認知とは、見たものを理解すること。細かく分類すると、
視覚弁別ーものの基本的な特徴、形、大きさ、位置、色などを認識する能力。
図地弁別ー対象物と背景を区別できる能力。これが弱いと、どの絵や文字を見るべきか解らなくなったり混乱します。
視覚の恒常性ー例えば、車が遠くにあって実際より小さく見えても、それが何かわかる能力。
視覚閉合ー部分的に欠けていても不完全でも、記憶と照合して判断ができる能力。
視覚・運動統合ー例えば、動くボールを捕るのに手をどこにもっていくか、はさみや鉛筆を使うのも、おもちゃを扱うのもこの能力。
他に、視覚注意や視空間認知や視覚的記憶などがあります。

これらが一つでも苦手な方、学生さん、こどもさんは、
特に近くの仕事、本読み、書くことが苦痛でしょう。長続きがしないことでしょう。
また、運動や工作が苦手の場合、視覚認知が原因ということもあります。


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Posted by メガネの博宝堂 at 17:37│Comments(0)眼に関する事
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